「ワキガの治療でミラドライを検討しているけど効果や料金が気になる」
「費用を抑えたいけど保険適用になるのかな」
そのような悩みから、ワキガ治療で高い効果があるミラドライを受けたくても迷っている人は多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、ミラドライについてや治療費の相場、経済的な負担を抑えられる方法を紹介します。
最後までお読みいただくことで、体臭を気にしないで楽しい毎日を過ごすための方法を知ることができますので、ぜひ参考にしてください。
ミラドライは保険適用ではなく自費診療となる
ミラドライは保険適用外の自由診療になるため、国内の全てのクリニックでは自費で診療しなければいけません。
なぜなら、厚生労働省が保険診療として定めた治療にミラドライは該当していないためです。
経済的な負担は多少なりとも発生します。
ですがミラドライは、おすすめのワキガ治療といえます。
その理由として脇を切らないため、体にかかる負担が少なく副作用も軽いので、ワキガ治療の主流となっているからです。
さらに、忙しいサラリーマンの方などは手術に時間をかけられない方も多いので、短時間の施術で効果を得られるミラドライは非常に注目されている治療法なのです。
ミラドライは保険適用にならないが医療費控除の対象となる
ミラドライは保険適用にはなりませんが、医療費控除の対象です。
ただ、すべてが医療費控除になるわけではなく、治療のときに使う機械によっては対象外になる場合もありますので注意しましょう。
医師が治療を必要と判断しなければ控除の対象にならないので、治療を受ける前に医師と入念に相談して決めましょう。
医療費控除は所得が200万円以上の方で、年間の医療費が10万円を超えた場合に確定申告のときに提出すると控除されます。
さらに、1人だけではなく家族がいる方でしたら、医療費を合算できるためお得です。
総所得200万円以上の方は医療費と保険補填から10万円を引いた金額になりますので、医療費控除を利用するといいでしょう。
医療費控除の注意点は以下です。
- 治療ではなく美容目的
- 使う機械によっては控除の対象にならない
美容目的、認可が取れていない機械での治療は医療費控除の対象外になることもあるので、カウンセリング時に確認しましょう。
保険適用にならないミラドライの費用負担を抑える方法
ミラドライは医療費控除になることもありますが、保険適用にはならないため経済的な負担が大きいです。
そこで、ミラドライの治療負担を抑える方法を下記に3つまとめました。
- ミラドライの料金相場と比較してクリニックを選ぶ
- モニタープランを選択する
- 医療ローンを組んで支払いの負担を減らす
今後さらに普及していくであろう治療法なので、手軽にミラドライ治療を受けたいと考えている方も多いです。
ここからは、クリニック選びから費用負担を抑える方法を解説していますので、ぜひ参考にしてください。
ミラドライの料金相場と比較してクリニックを選ぶ
ミラドライ治療の費用はクリニックによって違いますが、約20万円〜40万円が相場といわれています。
参考:icクリニック 共立美容外科
ワキガの症状や照射範囲などにより料金にも差が出る場合もありますので、クリニックを選ぶときのポイントを3つ紹介します。
- 料金形態がシンプル
- ミラドライを扱える医師がいる
- ミラドライの効果、注意事項を親切に説明してくれる
全てのクリニックが当てはまるわけではありませんが、安い金額で宣伝している場合は追加のオプションを選択しないといけないこともあります。
料金形態がシンプルで分かりやすく表示しているクリニックにしましょう。
また、副作用として軽度なものなら内出血や痛み、患部の炎症などが起きることがあるので、医師が注意事項の説明をしてくれるかもチェックしましょう。
モニタープランを選択する
ミラドライの治療負担を減らす方法としてモニタープランを選択するのもおすすめです。
そのため、クリニックによって費用は違いますが、15万円ほどで治療を受けられる場合もあります。
ただ、モニタープランはクリニックに協力して治療の効果を宣伝するので、事前に注意事項を把握してトラブルを防ぎましょう。
費用を抑えられるというメリットが大きいですが、一部対象ではない治療もありますので、医師と話し合って選択してください。
医療ローンを組んで支払いの負担を減らす
医療ローンのメリットは保険適用外のミラドライだけではなく、高額な治療を受けるときは分割での支払いができます。
金利が低いのも特徴で医療ローンの特徴で相場は3〜14%といわれています。
クレジットカードと比べてお得な場合もありますので、違いを以下の表にて比べました。
分割回数 | 金利、手数料 | |
---|---|---|
医療ローン | 最大60回 | 金利3〜14% |
クレジットカード | 最大24回 | 24回払いの場合15% |
注意)ローン会社、クレジットカード会社によって分割回数や手数料、金利は違います。
医療ローンの注意点として銀行系と信販系で金利と審査期間に大きな違いがあります。
銀行系の医療ローンの金利は3%〜10%ぐらいですが、審査が長くなると2週間以上かかる場合もありますので、急ぎの治療でローンを組みたい方には向いていません。
信販系の医療ローンは医療機関と信販会社が提携しているため、審査スピードが早いのが特徴です。
審査期間が数日で済むことが多いですが、金利が4%〜14%と銀行系の医療ローンよりも高くなることもあります。
そのため、ミラドライの治療はクリニック選び、ローンの審査期間などを考慮して時間に余裕を持って準備しましょう。
ミラドライ以外で保険適用となるワキガ治療
保険適用の条件は厚生労働省が保険診療として定めた治療です。
保険適用されるワキガ治療は以下が該当します。
- 多汗症の診断を受けたボトックス注射
- 剪除方を利用した切開手術
どの治療法を選択するかを医師、カウンセラーと相談して自分に合う治療を選択しましょう。
ボトックス注射は多汗症の診断を受けた場合に保険適用となる
ボトックス注射は多汗症の中でも重度の「腋窩多汗症」という診断を受けた場合は保険適用になります。
ボトックス注射はアセチルコリンという神経伝達物質のはたらきを抑え、汗が過度に出るのを抑える治療法なので、腋窩多汗症に効果的です。
注射なので手術に比べて体の負担が少なく2〜3日ほどで効果を感じる方が多く、4〜9ヶ月ほど持続します。
原発性腋窩多汗症の判断基準は以下4点です。
- 発汗は全く気にならず、日常生活に支障がない
- 発汗は我慢できるが、日常生活に時々支障がある
- 発汗はほとんど我慢できず、日常生活に頻繁に支障がある
- 発汗は我慢できず、日常生活に常に支障がある
人よりも少し汗をかきやすい、脇汗が気になるなど日常生活に支障を影響しない程度では診断が出ません。
そのうえボトックス注射で効果があるのはエクリン汗腺で、ワキガ特有のにおいの原因であるアポクリン汗腺には効果が期待できます。
すなわち、発汗を抑えるという点ではボトックス注射による汗の抑制自体は、直接ワキガ改善につながるわけではありません。
自分の症状に合わせた治療を医師と相談しながら決めましょう。
切開手術は剪除法を利用すると保険適用となる
保険適用になるワキガ治療で最も効果が高いのは、剪除法という脇を切開して手術する方法です。
ワキガの原因となっているアポクリン汗腺を取り出すため、においが非常に強い方でも効果を感じられます。
ワキガを治療した方の中には稀に再発してしまうケースもありますが、剪除法は匂いの根本を取り除くことから再発リスクは少ないことが特徴です。
そして、剪除法は汗腺を切除しているので個人差にはよるものの汗の量も30%ほど減少するといわれています。
剪除法のデメリットは皮膚を切開するので、傷跡が残りやすいことです。
傷跡を治療するためにレーザーや注射などで目立たなくする治療もありますが、費用の負担がさらに増えます。
くわえてダウンタイムが長く、回復までの期間が必要な点も気になるところです。
そして剪除法の施術を行うと、アポクリン汗腺を切除した部分が空洞になってしまうので、患部を固定させるためガーゼを詰めます。
固定させないと空洞部分に血がたまり皮膚が壊死するので、2週間ほどは脇をあまり動かせないので注意しましょう。
剪除法はわきが治療で効果は高いですが体に負担も大きいので、ミラドライのような切らない施術方法を検討するのもオススメします。
ミラドライは保険適用にならないがワキガに効果的な治療方法
本記事ではミラドライの治療についてや費用の相場と身体への負担を減らす方法を解説しました。
ミラドライは保険適用ではありませんが、効果は非常に高くワキガで悩んでいる方の治療には非常におすすめです。
ミラドライは剪除法の手術と同じぐらい主流の手術であり厚生労働省からも認可されているので、多くの人に支持されている治療方法です。
体臭は非常にデリケートな問題なので、人に相談できない方も多く人間関係で悩んでしまう場合もあります。
この記事ではそのように辛い想いをされている方に向けて、保険適用の施術のほかに短時間で可能かつ施術跡も残らないミラドライについて解説しました。
参考にしていただき、体臭の悩みを気にしないで楽しく毎日を過ごせる環境を手に入れましょう!