「制汗剤でワキガになることがあるの?」
「ワキガにおすすめの制汗剤はどんなもの?」
ワキガと制汗剤の関係について気になる方は上記のような悩みがあるのではないでしょうか?
結論、制汗剤でワキガになることはありません。
また、ワキガにおすすめの制汗剤は以下の成分が入っているものです。
- 塩化アルミニウム:汗腺を塞いで汗の分泌を抑える効果
- 塩化クロルヒドロキシアルミニウム:塩化アルミニウムよりも肌への刺激が弱い
- 過酸化水素:殺菌効果があり、ワキガの臭いを抑える効果
この記事では敏感肌の人に使わない方が良いものや制汗剤の選び方について紹介しています。
ワキガと制汗剤の関係について気になる方は是非参考にしてみてください。
制汗剤でワキガになることはない
結論、制汗剤でワキガになることはありません。
理由としては、ワキガの原因は制汗剤ではないからです。
ワキガはアポクリン汗腺という特殊な汗腺から分泌される汗が、皮膚表面の常在菌によって分解されることで発生する臭いです。
制汗剤は汗の分泌を抑制する効果がありますが、アポクリン汗腺の分泌を抑制する効果はありません。
ワキガの臭いが強くなったと感じてしまう原因は、制汗剤使用で塗った部分以外の汗の量が増えるからだと言われています。
制汗剤は、ワキガの臭いを完全に消すことはできませんが、適切に使用することで臭いを抑える効果が期待できます。
ワキガにお悩みの方は、自分に合った制汗剤を選んで使用しましょう。
制汗剤は有効成分・タイプ・肌への刺激で選ぶ
ワキガの臭いが気になる人は自分に合った制汗剤を見つけて臭いを抑えましょう。
制汗剤を選ぶ際には、以下の3つのポイントを意識しましょう。
- 有効成分:塩化アルミニウム、塩化クロルヒドロキシアルミニウム、過酸化水素など
- タイプ:ロールオン、スティック、スプレー
- 肌への刺激:敏感肌の方は無香料・無着色・アルコールフリーのものがおすすめ
制汗剤は上記のような有効成分・タイプ・肌への刺激などを考慮して、自分に合ったものを選ぶことが大切です。
汗腺の分泌を抑える効果のある成分のものを選ぶ
ワキガの臭いを抑えるには、汗腺の分泌を抑える成分が重要です。
汗腺の分泌を抑えることでワキガの臭いの抑制が期待できるからです。
ワキガの臭いを抑える効果のある代表的な有効成分は以下の通りです。
- 塩化アルミニウム:汗腺を塞いで汗の分泌を抑える効果
- 塩化クロルヒドロキシアルミニウム:塩化アルミニウムよりも肌への刺激が弱い
- 過酸化水素:殺菌効果があり、ワキガの臭いを抑える効果
制汗剤は、有効成分以外にもタイプや肌への刺激などを考慮して自分に合ったものを選ぶことが大切です。
自分に合った制汗剤を見つけて、ワキガの臭いを抑えましょう。
スティックやスプレーなど使いやすいタイプを選ぶ
制汗剤はスティック・スプレー・ロールオンなど様々なタイプがありますが、自分に合ったタイプを選ぶようにしましょう。
タイプごとの特徴は以下の通りです。
制汗剤のタイプごとの特徴 | |
---|---|
スティック | 持ち運びに便利で外出先でも手軽に塗り直しができる |
(例)忙しい朝:スティックタイプで サッと塗りでき時間を節約 | |
スプレー | 広範囲にスプレーできて背中などにも使いやすい |
(例)外出先; ロールオンタイプで こまめに塗り直し可能 | |
ロールオン | ムラなく塗りやすく肌への刺激が少ない |
(例)スポーツ: スプレータイプで 広範囲にしっかり対策可能 |
タイプごとに特徴なども変わってくるので自分のライフスタイルに合った使いやすいタイプを選びましょう。
肌が弱い人は無香料・無着色・アルコールフリーのものを選ぶ
敏感肌の方には、無香料・無着色・アルコールフリーの制汗剤がおすすめです。
理由として敏感肌の方にとって、制汗剤は刺激になりやすいアイテムでもあるからです。
敏感肌の方が制汗剤を選ぶ際には、以下の成分を避けることをおすすめします。
- 香料:香り付けのために使用されるが、肌に刺激を与えることがある
- 着色料:見た目を良くするために使用されるが、肌に刺激を与えることがある
- アルコール:殺菌効果があるが、肌に刺激を与えることがある
上記以外の制汗剤は刺激になりやすい成分が含まれていないので、肌への負担が少なく使用できます。
制汗剤は、敏感肌の方でも自分に合ったものを選ぶことで快適に使用することができます。
制汗剤はワキガの人が使用料・塗り方を誤ると悪化する可能性がある
制汗剤の使用量や塗り方を誤ると、ワキガの臭いを悪化させてしまう可能性があります。
理由は、制汗剤の使い過ぎが汗腺の機能を阻害してかえって汗の分泌を促進してしまう可能性があるからです。
また、塗り方が不十分だと、汗腺に有効成分が行き届かず、効果が得られません。
そのため、適量を丁寧に塗り、適切なタイミングで使用するようにしましょう。
- 制汗剤は適量をワキ全体に丁寧に塗る
- 使用タイミングは、入浴後や汗をかいていない時がおすすめ
- 汗をたくさんかく場合はこまめに塗り直す
制汗剤は、適切に使用することでワキガの臭いを抑え、悪化を防ぐことができます。
自分に合った制汗剤を見つけ正しく使用するようにしましょう。
制汗剤を必要以上に使用しない
ワキガの人にとって制汗剤は日常生活に欠かせないアイテムですが、制汗剤を使い過ぎると逆効果になる可能性があります。
使い過ぎると汗腺の機能を阻害し、かえって汗の分泌を促進してしまう可能性があるからです。
さらに、汗が皮膚表面に排出されず、皮膚の下に溜まってしまうことで臭いを悪化させてしまう可能性もあります。
制汗剤の使用量はパール粒大程度で十分です。
また、汗をたくさんかく場合は、こまめに塗り直すよりも汗を拭き取ってから塗りましょう。
制汗剤は汗腺の多いところに重点的に塗る
ワキガの臭いを抑えるには、汗腺の多いところに重点的に塗ることを意識しましょう。
理由としては、ワキにはアポクリン汗腺が多く、ニオイの原因となるタンパク質を含む汗を分泌するからです。
制汗剤は、このアポクリン汗腺に有効成分を届けることで、臭いを抑える効果があります。
また、ワキの下は皮膚が薄く、汗腺が密集しているため制汗剤の効果が期待できます。
制汗剤は、汗腺の多いところに重点的に塗ることで、より効果的に臭いを抑えられることを覚えておきましょう。
古い制汗剤は使わない
制汗剤は、開封後は1年以内に使い切ることをおすすめします。
制汗剤は、開封後は時間の経過開封後はとともに成分が劣化し、効果が弱くなるからです。
さらに、古い制汗剤を使い続けると効果が弱くなるだけでなく、肌トラブルを引き起こす可能性もあります。
制汗剤を購入後は以下の点にも気を付けてください。
- 直射日光や高温多湿の場所を避けて保管する
- 使用後はキャップをしっかりと閉める
制汗剤は、新しいものを正しく使用することでワキガの臭いを効果的に抑えることができます。
そのため、古い制汗剤は使わず、新しいものを使いましょう。
ワキガ対策には制汗剤と殺菌剤の併用が効果的
制汗剤と殺菌剤を併用することで、より効果的にワキガ臭をケアすることが期待できます。
制汗剤だけでワキガ臭を完全に抑えるのは難しい場合があるからです。
ワキガの臭い予防のための制汗剤・殺菌剤はそれぞれ汗の量・臭いの発生を抑制という役割があります。
制汗剤と殺菌剤の役割 | |
---|---|
制汗剤 | 汗の分泌を抑えることで 臭いの原因となる汗の量を減らす |
殺菌剤 | 臭いの原因となる菌を殺菌することで 臭いの発生を抑制する |
また、制汗剤と殺菌剤の使い方としては以下を参考にしてください。
制汗剤と殺菌剤は、それぞれ異なる効果を持っています。
それぞれの役割を理解し、適切に使用することでワキガ臭を効果的にケアすることができます。
制汗剤でワキガへの効果が見られない場合は医療機関へ相談
市販の制汗剤を使用してもワキガ臭が改善されない場合は、ワキガが原因である可能性があります。
ワキガは、制汗剤だけでは根本的な解決が難しい場合があるので以下のような場合は、医療機関での治療を検討しましょう。
- 制汗剤の効果が感じられない
- ワキガ臭が日常生活に支障をきたしている
- ワキの汗ジミが気になる
医療機関では、手術・ミラドライなどの治療法があります。
治療法 | 料金相場 | 治療の特徴 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|---|
ミラドライ | 20万円~30万円 | マイクロ波で 汗腺にダメージを 与える | ・切開が不要 ・ダウンタイム短い | ・効果実感に個人差 |
切開手術 | 30万円~50万円 | 汗腺を直接切除 | 効果が確実で長持ち | ・傷跡が残る ・ダウンタイム長い |
ワキガ治療は、症状や体質によって最適な治療法が異なります。
そのため、ワキガ症状で悩んでいる場合は医療機関の無料カウンセリングで相談をしてみてさい。
制汗剤とワキガに関するよくある質問
制汗剤とワキガの関係についてここまで説明しましたが、まだまだ疑問点が残っている方もいるかと思います。
そのため、以下では制汗剤とワキガに関するよくある質問についてさらに説明していきます。
- 制汗剤を使うとワキガになる?
- 制汗剤のデメリットは?
- 制汗スプレーは体臭を悪化させますか?
制汗剤を使うとワキガになる?
結論、制汗剤でワキガになることはありません。
制汗剤は、汗腺の働きを抑えることで汗の分泌を抑制するという働きがあるだけだからです。
ただし、制汗剤を必要以上に使用したり、塗り方が間違っていると、逆効果になる可能性があります。
必要以上の使用:汗腺の機能を阻害し、かえって汗の分泌を促進してしまう可能性がある
間違った塗り方:効果が得られず、ワキガ臭が改善されない可能性がある
自分に合った制汗剤を見つけ、正しく使用しましょう。
制汗剤のデメリットは?
制汗剤はワキガ臭を改善する効果がある一方、いくつかデメリットもあります。
- 肌トラブル:かぶれや赤み、かゆみなどの肌トラブルを引き起こす可能性がある
- 体調への影響:制汗剤に含まれる成分が体調に影響を与える可能性がある
また、他にも肌が弱い方はアルコールや香料など、肌に刺激を与える成分が含まれている制汗剤は避けましょう。
制汗スプレーは体臭を悪化させますか?
一部の制汗スプレーは、体臭を悪化させる可能性があります。
体臭は、汗に含まれるタンパク質が皮膚常在菌によって分解されることで発生します。
制汗スプレーに含まれる以下の成分が、体臭を悪化させる原因となります。
殺菌成分やアルコールによる肌トラブル | |
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殺菌成分 | 体臭の原因となる菌が増殖しやすくなる可能性がある 皮脂=体臭の原因となるタンパク質の材料 | 皮膚常在菌まで殺菌してしまうと、
アルコール | 増加させてしまう可能性がある。 皮脂=体臭の原因となるタンパク質の材料 | 肌を乾燥させ、皮脂の分泌を
体臭悪化の可能性を理解した上で、自分に合った制汗剤を選び、正しく使用しましょう。
制汗剤とワキガの関係についてのまとめ
制汗剤を使用することでワキガになることはありません。
しかし、使用料や間違った使用方法で制汗剤を扱うとワキガの臭いを悪化させてしまう可能性があります。
そのため、適量を丁寧に塗り、適切なタイミングで使用で使用するようにしましょう。
また、臭いがひどくワキガの可能性が高い場合は医療機関を受診することも検討してみてください。